科目名 □アルゴリズム論Ⅱ
担当教員   朝廣 雄一     
対象学年   3年   クラス   [271]  
講義室   12108教室   開講学期   後期  
曜日・時限   月1   単位区分   選択  
授業形態     単位数   2  
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

アルゴリズム論Iに引き続き、アルゴリズムの実行時間を解析する手法について学ぶ。本講義では、繰返しなどの複雑な構造を持つアルゴリズムを対象とする。  

講義計画 /Class Structure

内容
1 講義概要
講義概要と計画について説明する。
2 アルゴリズムの正当性と数学的証明
アルゴリズムの正当性を示すために、数学的証明を与えることの重要性について解説する。
3 数列
繰返し構造を持つアルゴリズムの理解と解析には、数列の考え方が有用であるので、数列に関する学習を行う。
4 数学的帰納法
繰返し構造を持つアルゴリズムの正当性を示す手法の基礎として、数学的帰納法を学ぶ。
5 繰返しのあるアルゴリズム
自然数の和問題を取り上げ、繰返しのあるアルゴリズムに対して実行時間の解析と正当性の証明を行う。
6 Θ記法とO記法
Θ記法とO記法を用いた実行時間の解析について解説する。
7 小テスト1
第6回までの内容についてテストを行う。
8 補足と復習
テストの解説ならびに補足と復習を行う。
9 探索問題(1)
探索問題に対するアルゴリズムとその正当性について解説する。
10 探索問題(2)
探索問題に対するアルゴリズムの平均実行時間と最悪実行時間について解析する。
11 再帰アルゴリズム
再帰構造をもつアルゴリズムに対して、最悪実行時間を解析する。
12 整列問題
データを整列する問題に対するアルゴリズムを紹介する。
13 小テスト2
第8回から第12回の内容についてテストを行う。
14 補足と復習
テストの解説ならびに補足と復習を行う。
 

学習・教育目標/Class Target 1. 繰返しのあるアルゴリズムについて実行時間の解析を理解している
2. 再帰アルゴリズムについて実行時間の解析を理解している
3. 探索問題のアルゴリズムについて実行時間の解析を理解している  
評価基準/GradingCriteria 学習・教育目標の項目についての総合的な満足度を評価し、次のとおりとする。
秀:90%以上、優:80%以上、良:70%以上、可:60%以上、不可:60%未満  
評価方法/GradingMethod 定期試験、小テストを総合して評価する。それぞれの配分については次のとおりとする。
小テスト20%、定期試験80%  
受講上の注意/Class Rules 数学的な解析を、プログラムのようなものに対して行うので、これら両方が得意でない限り、講義内容の理解は困難である。そのことを承知した上で受講すること。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 離散数学、プログラミング基礎、データ構造とアルゴリズム  
教科書/Text
著者名 コルメ ン、ライザーソン、リベスト、シュタイン  
著書名 アルゴリズムイントロダクション改訂2版 第1巻 数学的基礎とデータ構造  
出版社名 近代科学社  
ISBNコード  
指定図書/Assigned Books
著者名 コルメ ン、ライザーソン、リベスト、シュタイン  
著書名 アルゴリズムイントロダクション改訂2版 第2巻 アルゴリズムの設計と解析手法  
出版社名 近代科学社  
ISBNコード  
著者名 コルメン、ライザーソン、リベスト、シュタイン  
著書名 アルゴリズムイントロダクション第3巻 精選トピックス  
出版社名 近代科学社  
ISBNコード  
参考文献/Bibliography
著者名  
著書名  
>出版社名  
ISBNコード